2013年7月2日火曜日

第23回 移民祭り

6月は日本人移民を記念して、クリチーバでは毎年移民祭りが行われています。
今年で23回になるということで、テレビでも大々的に放映されました。

一週間ほど前に、この祭りの責任者から話がありました。
「この祭りがキャンセルになったらどうなりますか?」
「なにごとですか?」
「実は最近のデモで状況が危なくなって、もしデモがあれば祭りの会場も襲われるかも知れませんので、もしかしたら中止になるかもしれません」
というのです。
「私たちの場合はもう2か月も前から準備していますので、いまさら中止するのは困ります。とにかく、神様にお願いしますから開催する方向で進めてください」とお願いしました。

そういう事があって今回の移民祭りは開催されました。
29日の土曜日、雨で会場は賑やかではありませんでした。
私たちの出店も場所が変わって、大きなテントから少し離れた場所にあり、みんなが集まってくるのは難しい状況でした。
激しい雨も降り、いよいよ困った状況の中でいつもの半分くらいの売上でした。
何時もは行列ができるほどなのに今回は全く行列にもならず、ある常連さんが、「今日は行列がないなんて奇跡だ!」と言って驚いていました。
このままだと大変だが、お繰り合わせを頂かねばならないね。

ということで、日曜日の朝、神様にお願いをしました。
「こういう神様の働きであることは十分に承知していますが、それでもおかげを頂かねば、どうにもなりません。どうぞ神様のお働きを頂き、奇跡的はおかげを頂かせてください」と。

ふたを開けてみると、いろんな人が心配してくれる中におかげで行列ができ始め、少しは残りましたが、それでも行列を見るたびに感動がやみませんでした。
神様のおかげを実感したからです。

神様の格別のおかげを実感した移民105年、第23回クリチーバ移民祭りでした。

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